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鹿島、奇跡の逆転Vなるか。強気のラインコントロールを見せた守備陣。司令塔不在の川崎Fを無力化

2014年11月23日(日)11時58分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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ラインをコントロールすることで自分たちが主導権を握る

 この日、川崎Fは中村憲剛が不在だった。鹿島にとっては相手がある程度蹴ってくることも予想できていたという。そして、その上で相手の選択肢を限定し、狙い通りにロングボールを蹴らせた。

「今日はディフェンスラインもすごく高かったと思いますし、ペナの中ではほとんど僕たちのラインは作っていなかった。極端に言えば、森島さんをオフサイドポジションに置いておくと言うんですかね。自由に競らせないように」

 森島を蚊帳の外に追いやる狙いはもちろん、彼のストロングポイントである高さを警戒したためだ。

「僕たちが下がってしまうと彼の強さが一段と目立ってしまう。ゴールから離れたところでヘディングさせれば得点には結びつかないので、できるだけラインを高くしようというのは話していました。今日も効果的にライン内でオフサイドを取れる場面もありましたし、守備の組織は良かったんじゃないかなと自分で思います」

 最終ラインをしっかり押し上げることで守備陣が主導権を握る展開に持って行った。そこには鹿島のセンターバックとして活躍し、現在はコーチを務める大岩剛氏の教えがあった。

「よく大岩コーチに言われているんですけど、相手のアクションに僕たちが合わせるとどうしてもやられてしまう。僕たちのラインがアクションを起こすことで、相手がリアクションになるように動けていたかなと。それは僕だけじゃなくて、青木さん、大伍さん、脩斗くんが率先して声をかけながら。そういう細かいことがいい結果に結びついたんじゃないかなと」

 前線がプレスをかけ、中盤がインターセプトを狙い、ディフェンス陣は強気のラインコントロールで相手の攻撃力を削ぎ落とした。

 試合終盤に相手のFKが壁に当たって決まるという不運な失点はあったが、鹿島の守備に力強さと安定感が見られたのは間違いない。

 これは来シーズン以降にも繋がる――と言いたいところだが、まだ優勝の可能性は消えていない。将来にも繋がるが、今は目の前の戦いに集中することだ。

 残り2節、リーグナンバーワンの得点力と成熟を見せる守備を武器に、2007年以来の奇跡を目指す。

【了】

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