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ドルトムント、先発起用のギュンドアンが期待に応えるゴールで勝利

text by 編集部 photo by Getty Images

ドルトムント、先発起用のギュンドアンが期待に応えるゴールで勝利

先制点を決めたMFイルカイ・ギュンドアン【写真:Getty Images】

 ブンデスリーガ第14節が現地時間5日に行われ、MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントはホームでホッフェンハイムと対戦して1-0で勝利している。

 香川はベンチ入りしたが出番はなかった。

 前節フランクフルトに敗戦を喫し、最下位に転落したドルトムント。ユルゲン・クロップ監督は少しでも流れを変えようと先発を変更してこの一戦に臨んだ。

 約4週間ぶりにキャプテンのDFマッツ・フンメルスが復帰。前節痛恨のミスを犯してしまったDFマティアス・ギンターとGKロマン・ヴァイデンフェラーは既報されていた通り、ベンチスタートとなり、GKには今季2試合目となるミシェル・ランゲラクが起用された。香川も同様にベンチスタートになり、トップ下ではMFイルカイ・ギュンドアンが先発出場している。

 順位以前にまず1勝したいドルトムントは、1分に左SBのマルセロ・シュメルツァーがミドルシュート。そのまま試合のペースを握る。

 ドルトムントのペースで進むもののなかなか点が奪えない。それでもボール支配率を高め徐々に押し込み始める。

 16分にはフンメルスの縦パスにFWピエール=エメリク・オーバメヤンが抜け出すが、相手GKのオリバー・バウマンが飛び出しクリア。

 しかし、直後の17分。右サイドを突破したオーバメヤンがクロス。この日先発起用されたギュンドアンが逆サイドに走り込みヘディングで決めて先制に成功する。監督の期待に見事に応えた。

 そのまま、ドルトムントペースで試合は進むが追加点は奪えず。しかし、守備もこの日復帰したフンメルスを中心としたDF陣が相手にチャンスを与えず、1-0で前半を折り返した。

 後半チャンスの無かったホッフェンハイムがFWスベン・シップロップに代えてアントニー・モデストを投入し打開を図る。

 そのホッフェンハイムが46分にいきなりチャンス。MFピルミン・シュベクラーが倒されPKに見えたが、外の判定。直後のFKも枠内に行ったかと思われたが、フンメルスがなんとかクリアし、事なきを得る。

 ピンチをしのいだドルトムントは51分にヘンリク・ムヒタリアンがペナルティエリア内でシュートを放つがDFがブロック。CKが与えられ、オーバメヤンが決めたかに思われた。しかし、無情にもオフサイドの判定で追加点ならず。

 再びペースを握ったドルトムントは60分にFWアドリアン・ラモス、ムヒタリアンとつないでギュンドアンがミドルシュート。61分にはオーバメヤンがGKと1対1になるも決められず。63分にもCKからフンメルスがヘディングを放つもキーパーの好セーブに合い追加点は生まれない。

 攻め立てるドルトムントは、72分に再びオーバメヤンがゴールネットを揺らすがオフサイド。その後も74、75、76分と決定機を向かえるがこれもゴールならず。

 押し込みながらも追加点は奪えないまま試合は進む。85分にはあわやPKかと思われるシーンもあったが、DF陣も相手に得点を許さずそのまま1-0で終了。

 勝利したドルトムントは暫定ながら最下位脱出となった。

【了】

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