「完成度は高かった」。ネガティブにならない本田。柴崎へのPK譲渡に見る未来への希望

連覇をかけて臨んだアジア杯。日本はPK戦末、準々決勝でUAEに敗退を喫して大会を去った。圧倒的な存在感でチームをけん引してきた本田圭佑は、PK戦で1番手を務めるもまさかの失敗。それでもチームの前進に胸を張った。

2015年01月24日(Sat)11時56分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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肝心な場面で決めきれずPK戦に突入

 2004年中国大会のヨルダン戦(重慶)では宮本恒靖の主審へのPKやり直し抗議で悪い流れを覆し、2007年東南アジア4ヵ国共催大会のオーストラリアではPK戦の末に勝利をもぎ取り、2011年カタール大会のカタール戦では2度のビハインドを覆して劇的な逆転勝ちと、過去のアジアカップ準々決勝は毎度のように激闘が繰り返されてきた。

 今回のUAE戦(23日・シドニー)も一筋縄ではいかないと見られたが、案の定、開始早々に不用意なカウンターから一発を浴び、今大会初の失点を喫した。そのビハインドがチーム全体に重くのしかかり、選手たちの焦りを増幅させる。

 ハビエル・アギーレ監督の早め早めの選手交代もなかなか実らず重苦しいムードに包まれたが、後半36分に本田とのワンツーから若い柴崎岳(鹿島)が見事なゴールを叩き込み、1-1に追いついた。

 そのまま一気に試合を決められればよかったが、今大会の日本は肝心なところでフィニッシュをモノにできない。ここまで3試合連続ゴールを挙げている本田圭佑(ミラン)も遠藤保仁(G大阪)が早い時間帯に下がったこともあってゲームメークに忙殺される場面が多くなり、なかなか決める側に回れない。

 そんな事情もあって、試合は延長でも決着がつかず、PK戦に突入した。

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