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ようやく勝利のクロップ監督「自分自身を信じることが必要だった」

text by 編集部 photo by Getty Images

ようやく勝利のクロップ監督「自分自身を信じることが必要だった」

勝利にも気を緩めないユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】

 ブンデスリーガ1部の第20節が現地時間7日に開催され、MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントはアウェイでフライブルクと対戦して3-0で勝利している。

 前節アウグスブルクに敗れ、単独最下位を抜けられないまま臨んだ一戦。残留争いのライバルとの対決を制し、ユルゲン・クロップ監督は試合後の記者会見で、まずは素直に喜んでいる。

 試合について「良い入り方ができた。フライブルクに対しプレッシャーをかけ、自信を持ってやれていた」と、開始直後からうまくいったことを明かした。

 その結果「多くのミスを誘うことによって、早い段階で先制できた」と話している。

 先制点の後も「ギャップを作ることに成功し、攻撃的に、かつ安定した戦いができた。勝つべくして勝った」と、試合運びにも満足しているようだ。

 勝てない時期が続き「私の言葉を信じるだけでなく、自分自身を信じることが必要だった」と、自信を失っていたことを明かしたクロップ監督。「すべてのチャンスをものにすることはできないが、続けることが大切。今日はそれが報われた」と、やり通した結果が出たことに安堵している。

 ようやく勝利したものの「過大評価はしない」と、気は緩めていない。まだ最下位を脱しただけであり、残留争いを抜けたわけでないことを理解しいている。そして「安心することはできないが、喜ぶのは正しいことだ。しかし、金曜日にマインツ戦があることを忘れてはいけない」と同試合を含め、マインツ、シュトゥットガルトと残留争いのライバルとの試合が続くと警告。

 クロップ監督は「勝ったのは今日だけ。残りの4試合を勝ったわけではない」と気を引き締め直し、「自信を持って戦うことだ」と選手達を信じ、まずは次節に目を向けた。

【了】

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