【英国人の視点】Jリーグで相次ぐ誤審にもなぜ議論起きぬ? 審判の進歩に必要な“徹底的な討論”

2015年03月26日(Thu)11時21分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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誤審にも起こらぬ議論

【英国人の視点】Jリーグで相次ぐ誤審にもなぜ議論起きぬ? 審判の進歩に必要な“徹底的な討論”
川崎F対神戸の主審を務めた今村義朗氏【写真:Getty Images】

 第1節が行われた週末、ガンバ大阪対FC東京の一戦では、パトリックが先制ゴールを決める直前のシーンでボールは明らかにラインの外に出ていた。一週間後、川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸の試合では、大久保嘉人の同点弾はゴールラインを越えていなかった。そして先週、神戸の渡邉千真が古巣FC東京戦で獲得したPKのシーンでは、彼の元チームメートである権田修一と同選手にわずかな接触もなかった。

 もちろん、事故や誤審は起きるものであり、フットボールは論争を引き起こすものだ。日本を除けば、それらが起きた理由を把握することがベストであると考える。しかし、Jリーグはそのままにしておきたいようだ。

 3月14日に等々力で今村義朗主審の誤審によって得点が認められた大久保は、「もしJリーグがそれを分析するのであれば、その方が良いと思う」と試合後に語った。「議論はするべきだと思います。でも、彼らはしないですよ。日本だからね。審判は(Jリーグに)守られていますから。それは日本の悪いところだと思う。こういう場面があったら、議論をして、次にそれを起こさないよう努力しなければならない。でも、彼らがやるとは思えませんね」

 彼は正しかった。テレビ番組ではボールがゴールラインを越えていない映像を駒止めして見せたが、その一件についての議論は行わなかった。パトリックのゴールに関する事例も、渡邉の露骨なダイブも映像で流したが、討論はしなかった。

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