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日本代表 9年前

「次は人数を減らす」。指揮官の一言でサバイバルと化したウズベク戦。柴崎に大迫…生き残り賭ける選手たち

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は日本代表を率いて臨むウズベキスタンとの2戦目を前に選手の絞り込みを示唆。大迫勇也や柴崎岳、水本裕貴らまだまだ定着しきれていない選手にとっては、今後に向けて最大限のアピールをしなければいけない一戦となった。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「明日のメンバーは1試合目とは全く違う」

「次は人数を減らす」。指揮官の一言でサバイバルと化したウズベク戦。柴崎に大迫…生き残り賭ける選手たち
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

「次の合宿ではもう少し人数を減らし、より選手の情報を正確につかみ、何を向上させなければいけないかにフォーカスしたい。おそらくGKは4人選ぶが、フィールドは21か22人になるだろう。すでに国内でも2~3人興味深い選手を発見している。その選手たちもしっかり見ていきたい」

 ヴァイッド・ハリルホジッチ新監督は23日から行ってきた強化合宿のラストとなる31日のウズベキスタン戦(味スタ)を前に、この先、一気に選手絞り込みを進めていくことを明言した。

 今回の合宿に向けて、新指揮官は31人のメンバーと12人のバックアップメンバーを抜擢。前者を実際に呼んでトレーニングを実施した。

 当初選ばれていた小林悠(川崎)や興梠慎三(浦和)が離脱して川又堅碁(名古屋)が加わったり、練習期間中に大迫勇也(ケルン)や乾貴士(フランクフルト)、酒井宏樹(ハノーファー)が欠席を余儀なくされるなどのアクシデントは発生したが、これほど大人数のループで活動するのはウズベク戦がおそらく最後。フィールドプレーヤー数人がふるいにかけられるのは確実だ。

 そういう意味でも、当落戦上の選手たちにとってウズベク戦は代表定着に向けた重要なアピールの場。

「明日のメンバーは1試合目とは全く違う。リスクが少しあり過ぎるかなと思うが、ほとんどの選手を使おうと思う」とハリルホジッチ監督も宣言しており、スタメンが様変わりすることは確実だ。この数少ないチャンスをモノにできるか否かで今後のキャリアが大きく変わると言っても過言ではないだろう。

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