【独占インタビュー】若きなでしこスペインへ。ラージョ移籍の大島茉莉花が語る“挑戦する価値”
今年1月、未来のなでしこジャパン候補が日本を旅立ち、スペインサッカー界に殴り込みをかけた。早稲田大学不動の左SBとして活躍していた大島茉莉花は、さらなる上を目指して異国の地で挑戦を続けている。(取材協力:杉森正人)
2015年04月03日(金)15時30分配信
「ずっと海外へ行きたいと思っていた」
――サッカーを始めたきっかけを教えてください。
「小さいころから兄と一緒に遊びでやっていて、小学校の女子クラブに入ったのがきっかけです」
――海外挑戦を意識するようになったのはいつごろでしょうか。
「小学生のころ海外へ行く機会があって、その時からずっと海外へ行きたいと思っていました。その後も何回か海外遠征へ行く機会があって、そこで海外でプレーしたいと思うようになりました。具体的に考え始めたのは高校に上がる前くらいですね」
――高校時代、大学時代は常に海外を視野に入れながらプレーしていたということでしょうか。
「大学3年に上がる前に短期間イタリアへ行かせてもらって、そこから海外を本格的に視野に入れるようになりました。大学4年に上がる前にも進路を考えるためにスペインへ行かせてもらいました」
――早稲田大学を経て今回の移籍を決断します。ラージョを新天地に選んだのはなぜでしょうか。
「昨年1ヶ月留学で来させてもらったのですが、チームの選手も監督もいい人たちばかりで、ここにしようと思いました」
――今回の移籍は周囲に相談せず決めたそうですが。
「最終的に、両親には相談しましたが、最初は誰にも何も言わずに説明を聞きに行きました。とりあえず行ってみて、そこで挑戦しようと決めてから両親には話しをしました」
――ご両親に移籍の決断を話した際、どんな反応でしたか。反対はされなかったですか。
「最初は『就活をしないのか』と聞かれましたが、スペイン行きを決めたと伝えたら『まあ、茉莉花のことだから』という感じでしたね(笑)」