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香川先発120分出場のドルト、ポカール準決勝進出。タイトル獲得へ前進

text by 編集部 photo by Getty Images

香川先発120分出場のドルト、ポカール準決勝進出。タイトル獲得へ前進

先制点のDFネベン・ズボティッチ【写真:Getty Images】

【ドルトムント 3-2(延長) ホッフェンハイム DFBポカール 準々決勝】

 DFBポカール(ドイツカップ)準々決勝が現地時間7日に2試合行われ、MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントはホームでホッフェンハイムと対戦している。

 4日にリーグ戦でバイエルン・ミュンヘンに敗れたドルトムント。過密日程を考慮してか、この日は大幅にメンバーを入れ替えてきた。エースFWマルコ・ロイス、キャプテンのDFマッツ・フンメルスはベンチメンバーからも外し、GKにはミシェル・ランゲラクを先発に起用。香川も先発となっている。

 タイトルを狙える大会だけに、開始から積極的に攻めるドルトムントは、19分にCKを獲得する。右からのCKをズボティッチが決めて先制に成功した。

 ところが直後の20分に相手の右CKをフォラントに決められ、たった1分で同点とされてしまう。

 さらに27分。先制点のズボティッチが最終ラインで痛恨のトラップミス。これをフィルミノに奪われ、独走を許しGKと1対1に。フェルミノが落ち着いて決めてホッフェンハイムが逆転した。

 逆転を許したドルトムント。前半のうちに同点としたかったが得点は奪えず1-2で折り返した。

 後半も攻め続けるドルトムント。オーバメヤン、ギュンドアンらが次々シュートを放つが得点は奪えない。

 ようやく攻撃が実ったのは57分。この日右サイドに入ったドゥルムからのクロスをオーバメヤンが頭で決めて同点とする。

 同点に追いついたドルトムント。その後も勢いに乗って攻め立てるが、相手GKバウマンの好セーブもあり追加点が奪えない。

 攻められ続けていたホッフェンハイムだったが後半終了間際に立て続けにチャンス。しかし、こちらもランゲラクの好セーブなどで得点とはならなかった。

 このまま90分では決着がつかず、延長戦に突入した。

 延長に入ってもドルトムントペースは変わらないが、得点を奪うに至らない。延長前半でも得点が生まれなかったドルトムントだが延長後半の107分。ケールが見事なロングシュートを決めて勝ち越しに成功する。このまま1点を守りきりドルトムントが勝利。

 苦しみながらも前キャプテンの一発で勝利したドルトムントはDFBポカール準決勝にコマを進め、タイトル獲得へ前進した。

【得点者】
19分 1-0 ズボティッチ(ドルトムント)
20分 1-1 フォラント(ホッフェンハイム)
27分 1-2 フィルミノ(ホッフェンハイム)
57分 2-2 オーバメヤン(ドルトムント)
107分 3-2 ケール(ドルトムント)

【了】

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