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独紙、香川の得点を「稲妻のような衝撃」。以前の姿を予感

text by 編集部 photo by Getty Images

独紙、香川の得点を「稲妻のような衝撃」。以前の香川を予感

好パフォーマンス維持が期待されるMF香川真司【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントは現地時間18日、ホームでパーダーボルンと対戦して3-0で勝利した。

 同試合でチーム3点目となる得点を決めたMF香川真司に対し、20日のドイツ紙『キッカー』は、以前の香川予感させるプレーだったと述べている。

 同紙は得点シーンを「稲妻のような衝撃を受けた。そして、それは以前感じたような微笑みを見た」と、振り返った。

 続けて「誰もが初めて香川を見た時を思い出しただろう」と述べ、「少なくともこの試合で日本人は、長い休みを終えて、再び試合の楽しみと少ないタッチ数で多くの可能性を示すことが出来ただろう」と、称賛した。

 マンチェスター・ユナイテッドから復帰した今季、期待していたファンも多かったが、いまだ3得点4アシスト。チームも不振に陥り、その原因の1人に挙げられていた。

 さらに、同試合前に恩師ユルゲン・クロップ監督が今季限りでの退任を発表。海外に移籍して初めてのチームで、多くのことを学んだ同監督の退任に何も感じないわけはなかった。

 試合後「感謝しているし、申し訳ない」と語った香川は「ようやくホームで決められた。長い間待たせて申し訳ない」と、復帰戦のフライブルク戦以来となったホームでの得点をサポーター、そして監督に詫びている。

 それでも、サポーターはこの日の香川に納得。監督も「世界でもトップクラスの司令塔」と喜んでいる。

 何度も復活を予感されながら、安定した活躍が出来なかった香川だが「今季は長い間安定してプレーできていない」と明かし、「長くこのパフォーマンスを維持したい」と、自身も理解していると同時に手ごたえをつかんだ様子。同紙でも「重要なのは続けること」と、期待している。

【了】

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