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同点ゴールの柏MF武富「ボランチを置き去りにできた」。吉田監督も「自信を重ねている」と評価

text by 編集部 photo by Getty Images

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貴重な同点ゴールを決めた武富孝介【写真:Getty Images】

 明治安田生命J1リーグ1stステージ第8節が29日に行われ、柏レイソルは川崎フロンターレを4-1で勝利した。

 43分に先制点を浴びた柏だったが、前半アディショナルタイムに武富孝介のゴールで同点に追いついた。

 このシーンについて武富は「ボランチを置き去りにできていたので、後は勝負するだけだった」と振り返る。後半、柏は3点を追加した。背番号15の一発がチームに勢いを与えたと言っても過言ではないだろう。

 前半をタイスコアで終えたことはひとつのポイントだった。武富は「得点が入って前半を終われたのが一番良かった。あれで追いついていなかったら違った展開になったかなと」と振り返った。

 下部組織時代から武富を指導している吉田達磨監督は、以前からその才能を認めつつも、ここ数年のレンタル移籍で成長したと語る。

「なかなか殻を破れずにいた中で、ロアッソ熊本で得点を重ねたこと、また湘南ベルマーレでかなり鍛えられた。その中で自分の才能を信じられるようになって柏に戻ってきた。1試合1試合、自信を重ねている」

 この日、両チーム最多の4本のシュートを放った。武富の積極果敢な仕掛けが、柏に勝利をもたらした。

【了】

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