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ハリルホジッチ監督、アジア出場枠を確保した“仲間”田嶋FIFA理事を称賛「良い仕事をした」

text by 編集部 photo by Getty Images

ハリルホジッチ監督、アジア出場枠を確保した“仲間”田嶋FIFA理事を称賛「しっかり戦っていかなければ」
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

 日本サッカー協会(JFA)は1日、11日の親善試合イラク戦(日産スタジアム)と16日のW杯二次予選シンガポール戦(埼玉スタジアム)に挑む日本代表メンバー25名を発表した。

 日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、FIFAで起きた汚職事件について自身の見解を述べた。

「FIFAの話はよく耳にしている。FIFAの組織については私よりもよく知っている人もいるが、常に良いイメージを与えるわけではない。正直な状況を作り、正直に仕事をしたい。ただ、世界には正直者ではない人もいる」と、今回の事件を嘆いた。

 一方で、「私は選手でもあったし、今は代表監督でもある。なので、FIFAに関することよりもフットボールに関する話がしたい」とし、それ以上の明言は避けた。

 また、ハリルホジッチ監督はW杯の出場枠についても言及。2018年ロシアW杯と2022年カタールW杯は、前回大会同様アジアの出場枠が「4.5枠」で確定している。2014年ブラジルW杯では出場したアジア4ヶ国がいずれも1勝もすることができず、グループリーグで全滅となっている。そのため、出場枠を削られる声も上がっていた。

 しかし、FIFA理事に当選した田嶋幸三JFA副会が「4.5枠を守り抜く」と語っていた通り、今後2大会の出場枠数維持に成功している。

 これについてハリルホジッチ監督は「小倉純二名誉会長や田嶋氏とも話をし、アジアが4.5枠を確保したという話をした。これをしっかり守っていきたい。これに関しては満足している。我々の仲間が良い仕事をした。しっかり戦っていけなければならない」と述べ、出場枠をキープさせた“仲間”でもある田嶋氏を称賛している。

【了】

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