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“柏から世界へ”は生え抜きの選手とともに。小学生からトップまで受け継がれるアイデンティティ

現在、ACLでガンバ大阪とともに準々決勝へ進出した柏レイソル。そのトップチームは31人中18人が下部組織出身となっている。一貫性を持った育成によるアカデミーの充実がトップチームの強さに直結する。

2015年06月07日(日)11時30分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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指揮官にも下部組織出身の吉田監督

“柏から世界へ”は生え抜きの選手とともに。小学生からトップまで受け継がれるアイデンティティ
柏レイソルはACLでも結果を残している【写真:Getty Images】

 リーグ戦では苦戦を強いられているが、アジアチャンピオンズリーグの舞台で真価を発揮するクラブがある。黄色い戦闘服をまとって戦う柏レイソルだ。

 2010年はJ2での戦いを強いられたが、昇格直後の2011年シーズンにいきなりJ1制覇を成し遂げると、翌年は天皇杯優勝、2013年はヤマザキナビスコカップを制して4年連続タイトル獲得という偉業を達成した。

 柏の近年の躍進を支えているのは、下部組織の充実だ。今季トップチームに登録されている31人(2種登録含む)のうち、なんと18人が柏の下部組織出身となっている。

 この数字はガンバ大阪や横浜F・マリノスと並び、Jリーグの中でも突出している。

 そして、現在の柏レイソルの形成に大きな影響を与えたのが吉田達磨監督だ。自身も柏の前身である日立製作所サッカー部のジュニアユースでプレーしており、いわば下部組織出身だ。

 吉田監督は2002年のシンガポールでのプレーを最後に引退すると、翌年から柏の下部組織でコーチを務めるようになる。その後はU-15やU-18 の監督、アカデミーダイレクター、強化本部長、強化部ダイレクターなどを歴任し、今季からトップチームの監督に就任している。

 現在のチームは、柏の育成組織に一貫性をもたらし、長い時間をかけて改革を進めてきた吉田監督の努力の成果とも言えるのだ。

 下部組織出身の生え抜きで、キャプテンも務めるチームの大黒柱・大谷秀和は「達磨さんがトップに監督として立って、トップと育成がやっているサッカーが昨年まで違っていたのが、その中でひとつ柱ができた」と語り、吉田監督による効果を肌で実感している。

 リーグ戦ではスタメンの半数近くがコンスタントに下部組織出身選手となり、ACLではアウェイ遠征のメンバー17人のうち13人が下部組織出身という試合もあった。

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