FC岐阜、低迷の根幹に迫る。クラブの正しいあり方とは?

6日の横浜FC戦の後、FC岐阜のラモス瑠偉監督が激怒した。不甲斐ないチームに対してだ。岐阜は低迷が続いている。なぜこのような事態になったのか。関係者に取材を重ね、組織の問題点に迫る。

2015年06月10日(Wed)14時00分配信

text by ミカミカンタ photo Getty Images
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「監督をクビにするか、選手を4人か5人くらい呼ぶ」

FC岐阜、低迷の根幹に迫る。ラモス監督が発した“知事”という言葉の重み
ラモス瑠偉監督【写真:Getty Images】

 6月6日(土)横浜FC対FC岐阜の試合を取材した。

 試合前は岐阜の守備について考えることをテーマにしていたのだが試合後に考えが変わった。ラモス監督が会見で「戦術はクソくらえ。1対1が弱かったらどんな戦術をやっても無理」と言ったからで、私はクソをくらいたくないので別のことを書くことにした。

 ラモス監督は会見でこう言った。

「(チーム成績を上げるには)方法が2つある。監督をクビにするか、選手を4人か5人くらい呼ぶ。それは絶対大丈夫、解決できる」

 その発言を受けて私は訊いてみた。

――監督は今『方法は2つある』とおっしゃいましたが、監督をクビにされたくはないでしょうから、そうすると残るのはひとつですよね。それについてはフロントに夏の補強のリクエストはなさっているのでしょうか?

「そうですね、今言えないけど一応、はい、やって……やりますけどね」

 重ねて訊いた。

――岐阜の今シーズンのチーム人件費は(J1から降格してきたクラブは別にして)他のJ2クラブと比べても遜色のないくらいのお金はだしているんじゃないかという気はするんです。それにクラブは昨年度赤字を出していて、補強に関して監督のリクエストがそう簡単に通るのかなという思いもあるんですが。

 それについてラモス監督。

「それは彼ら(通常はフロントを指すが、岐阜の場合は誰のことを指しているのか私にはわからない)次第。リクエストが通らなきゃ(自分を)クビにするしかない。このままのチームじゃ勝てない。

 ただ、藤澤(Jトラスト)社長(=FC岐阜オーナー)とか知事とかいろんなスポンサーの皆さんに僕が来る時にお願いしたのは岐阜のイメージを変えようということ。僕は正直な話、3年、4年前はFC岐阜がなくなってもいいやと思っていた。練習場もなくて環境が最悪だったから。だからそこにお金を使ったと思うんです」(コメント次ページへ続く)

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