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セリエA 9年前

イタリア去るもの来たるもの。セリエAにまつわる10の移籍

text by 編集部 photo by Getty Images

ステファン・エルシャーラウィ(ミラン→モナコ)

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ステファン・エルシャーラウィ【写真:Getty Images】

 タイ人資本家ビー・テチャウボン氏による株式増資が行われたミラン。これにより大型補強が期待されていたものの、まさかファンはクラブの象徴を失うとは思ってもみなかったことだろう。

 バルセロナがアトレティコ・マドリーのMFアルダ・トゥランを獲得したことで、アトレティコは代役としてモナコのMFヤニック・フェレイラ・カラスコを獲得した。そして、その穴埋めとしてモナコが選んだのがFWステファン・エルシャーラウィだった。

 直近2シーズンのほとんどを負傷で欠場していた同選手に対して、モナコは移籍金200万ユーロによるレンタルと1400万ユーロの買取オプションを提示。ミランはエル・シャーラウィの可能性と移籍金の利益を天秤にかけ、後者を選択した。

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カルロス・バッカ(左)とルイス・アドリアーノ(右)【写真:Getty Images】

 株式増資による大型補強を目指したミランだが、その道のりは簡単には進まなかった。6月にはFWジャクソン・マルティネスとMFジョフレイ・コンドグビアの移籍が決まったかと思われるも、両選手とも破談。コンドグビアに関しては宿敵インテルに奪われるという失態を犯してしまう。

 そんなミランがやっとの思いで確保したのがFWカルロス・バッカとFWルイス・アドリアーノだ。両選手ともに欧州大会で実績を残している即戦力だ。バッカは昨季セビージャをヨーロッパリーグ優勝に導き、L・アドリアーノもチャンピオンズリーグで累計20ゴール5アシストを記録している。

 今季はチャンピオンズリーグ出場権獲得が至上命題となっているミラン。二人の新戦力に期待が集まっている。

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