【現地レポート】「匂いが分かる男」岡崎が見せたゴールへの“嗅覚”。流血、タックルにも漂う充実感

プレミアリーグ第2節、レスターのFW岡崎慎司が移籍後初得点を決めた。多くの日本人選手が活躍を阻まれてきたリーグで最高のスタートを切った日本代表ストライカーには不安を上回る期待が寄せられている。

2015年08月17日(Mon)11時44分配信

text by Kozo Matsuzawa / 松澤浩三 photo Getty Images
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「今までの自分だったらトラップしていたが、思い切れた」

「初ゴール、起点、流血」

【現地レポート】「匂いが分かる男」岡崎が見せたゴールへの“嗅覚”。流血、タックルにも漂う充実感
岡崎はチームメイトにもみくちゃにされながら、満面の笑顔で喜んだ【写真:Getty Images】

 その時は来るべきして訪れた。プレミアリーグ2試合目、時間にして117分目で岡崎慎司はリーグ参戦後初ゴールを挙げたのである。

 開幕戦終了後には「次の試合ではゴールを決めたい」と話していた岡崎は、この日もキックオフと同時に積極的にプレスをかけ、守備のタスクをこなしてチームへ貢献する。しかしその一方で、前節よりも意識的にゴールに近い位置で動いているような印象を受けた。

 立ち上がりから20分ごろまでは、ウェストハムペースで試合が続いた。だが26分、右サイドのリヤド・マレズがドリブルでエリア内にボールを持ち込み、GKの至近距離から強引にシュート。

 これはGKにあっさりと阻まれるのだが、マレズの数メートル左には、タイミングよく走りこんだ岡崎がフリーの状態で待っていた。独善的なプレーの目立つアルジェリア人からパスが出ず、岡崎は大きなアクションで悔しさを表現した。

 だがその約1分後には、喜びを爆発させる岡崎の姿を目の当たりにすることになる。左サイドを上がったジェイミー・バーディーが、DFの頭を抜く絶妙クロスを上げると、中央に走りこんだ岡崎は右足のアウトサイドで見事なボレー。

 簡単なテクニックではないが、「今までの自分だったらトラップしていたが、思い切れた」と振り返った。GKが素早く反応しファインセーブを繰り出したものの、「見えていた」と落ち着いて頭で押し込んだ。

 念願のプレミア初ゴール。歓喜の瞬間である。岡崎はチームメイトにもみくちゃにされながら、満面の笑顔で喜んだ。試合後のクラウディオ・ラニエリ監督も、期待のストライカーの初得点に「とても嬉しい」と笑顔を見せた。

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