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J3藤枝、清水との”静岡対決”制し天皇杯3回戦進出。町田は名古屋をジャイアントキリング

text by 編集部 photo by Getty Images

J3藤枝、清水との”静岡対決”制し天皇杯3回戦進出。町田は名古屋をジャイアントキリング
藤枝MYFCの選手たち【写真:Getty Images】

 天皇杯2回戦が9日に全国各地で行われ、清水エスパルスはホームでJ3の藤枝MYFCと対戦した。

 静岡県勢同士の対決となったが、前半から清水が力の差を見せる。11分河井陽介、15分に石毛秀樹が立て続けにゴールを奪ってJ1の清水が2点を先行する。

 しかし、藤枝は少ないチャンスを確実に生かして清水ゴールに迫る。24分と28分に大石治寿がゴールを陥れて一気に同点に追いつく。

 前半は2-2で終えた両チームだが、清水は焦りからからボールを支配しながらチャンスを決め切れない。そんな中69分、久富賢の突破から折り返しを枝本雄一郎が決めて逆転藤枝が逆転に成功する。

 負けるわけにはいかない清水は大前元紀を投入して打開を図るも、85分に再び枝本が追加点を奪って勝負あり。藤枝は5分の後半アディショナルタイムもしっかりと守り切ってJ1の清水を破り天皇杯3回戦進出を決めた。

 リーグ戦でも不調から抜け出せない清水はJ3相手に不覚を取り、天皇杯初戦敗退が決定。悪い流れを断ち切れず、田坂和昭監督就任後初勝利を逃して苦しみ続けている。

 他会場でもジャイアントキリングが成し遂げられた。町田ゼルビアをホームに迎えた名古屋グランパスは、後半アディショナルタイムに鈴木孝司に決勝点を奪われて2回戦敗退が決定した。

 なお、鹿島アントラーズは3-1でFC琉球を、アルビレックス新潟は4-0でブラウブリッツ秋田を、ヴィッセル神戸は5-0で長野パルセイロをそれぞれ大差で下している。ロアッソ熊本もガイナーレ鳥取を終盤のゴールで1-0とし、3回戦進出となった。

 各会場の結果は以下の通り。

鹿島 3-1 琉球
新潟 4-0 秋田
清水 2-4 藤枝
熊本 1-0 鳥取
名古屋 0-1 町田
神戸 5-0 長野

【了】

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