【西部の目】ハリルJ、“W杯基準”では課題山積のイラン戦。不自然な選手起用で逃した経験

日本代表は13日、親善試合でイラン代表と対戦した。結果では1-1で引き分けたものの、アジアでFIFAランキングトップのイラン相手に終始苦戦したハリルジャパン。3年後に控えるW杯の基準で見ると、まだまだ課題は多い。

2015年10月14日(Wed)10時45分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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意義のあるマッチメーク

【西部の目】ハリルJ、“W杯基準”では課題山積のイラン戦。不自然な選手起用で逃した経験
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

 強豪国との対戦がまったくない中、イラン戦は同格の相手とのアウェーゲームという点で貴重だった。良いマッチメークだった思う。ただ、W杯ベスト16以上を狙うとしたら、厳しい内容ではあった。

 先に良かったところをあげると、後半から登場した清武はカウンターアタックで持ち味を発揮した。武藤がGKと1対1になるチャンスの起点となったのが清武だった。左へドリブルしながら、振り向きざまに宇佐美へ通したパスは完璧で、コレクティブなカウンターの軸になれる能力を示した。

 相手のディフェンスラインの背後にスペースがあるうちに仕掛けていく意識はかなり浸透してきたようだ。特にイランの運動量も落ちてきた後半は何度かカウンターからチャンスを作っている。長谷部、柴崎、柏木からスペースへ落とすパスが出ていた。

 そればかりではまずいし、そこから守備への切り替えも含めてリズムを作れるかどうかという課題はあるものの、日本の持ち味であるスプリントを生かすために必要な攻め手ではある。

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