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浦和一筋16年の鈴木啓太、今季限りで退団へ。引退の可能性も示唆

text by 編集部 photo by Getty Images

鈴木啓太、今季限りで浦和退団へ「今のままの自分では力になれない」
鈴木啓太【写真:Getty Images】

 浦和レッズのMF鈴木啓太が自身のフェイスブックに「ご報告」と題した投稿を公開した。

 そこで鈴木は今季限りで浦和を退団することに決めたと明かし、その理由を「昨シーズン終盤からフィジカル面で不安のある中プレーしてきましたが、自身の最高のコンディションでなければ、トップを争っていくこの浦和REDSでプレーすることは簡単ではなく、今のままの自分では力になれない」ためと説明し、この決断がクラブや監督と長い時間をかけて話し合って導いたものと述べている。

 高校卒業後の2000年から浦和一筋で16年間プレーしてきた鈴木にとって、退団は苦渋の決断だったが、同時に「私自身もこのことを受け入れ、前に進まなくてはなりません」と現状を冷静に受け入れている。

 今後については他チームからオファーも受け取っていると明かしているが、「サッカーを続けるかどうかも含め、もう少し考えたい」と現役引退もほのめかしている。だが「もっとも大切なことは、浦和レッズが2015シーズンのチャンピオンになるということ」と今は目の前のタイトル争いに集中している。

 そして「最高の瞬間を分かち合えるよう、最後まで共に戦いましょう!」とサポーターに向けて熱いメッセージを送った。

 Jリーグでは通算379試合に出場しており節目の400試合出場を目前にしているが、今季は4試合でのプレーにとどまっている。最後にプレーしたのは2ndステージ第3節のサンフレッチェ広島戦だった。日本代表では27試合に出場しオシムジャパンでは主力として重要な役割を担うなど、国内屈指のMFとして高く評価されている。

【了】

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