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“優勝”という言葉が出なくなった理由。浦和DF槙野「自分たちにやるべきことがあるから」

text by 編集部 photo by Getty Images

“優勝”という言葉が出なくなった理由。浦和DF槙野「自分たちにやるべきことがあるから」
槙野智章【写真:Getty Images】

 浦和レッズは6日、明治安田生命J1リーグ2ndステージ第16節・川崎フロンターレ戦に向けて前日練習を行った。

 1stステージの対戦では試合終盤にズラタンが同点弾を奪い、貴重な勝ち点1を手にした。相手のホームだったこともあり、浦和はほとんどの時間でボールを持たれている。

 今回も川崎にポゼッションを譲る時間はあるだろう。そんな時に大事なのは「メンタル面」だと槙野智章は言い切る。「ボールを回されても平常心で」戦うことを意識している。

 平常心を保つ姿勢は、川崎戦に限らず最終節やその後のチャンピオンシップでも必要になるだろう。

 チームが過度な重圧を感じることなく目の前の試合に向かえている、と槙野は感じているようだ。「優勝というワードが出なくなった」と槙野。その理由はシンプルだ。

「それは自分たちにやるべきことがあると理解しているから」

 ステージ制覇は果たした。だが、チームが本当に欲しいのは年間チャンピオンの座だ。

 また、日本代表に選出された槙野は厳しい日程の中での戦いも強いられる。「移動や試合の負荷は間違いなくある」とコンディション維持の難しさを認める。だが、他の側面もある。

 浦和からは槙野の他に柏木陽介、西川周作が選出されている。「チームの中で選ばれた選手に対して、選ばれなかった選手は大きな刺激をもらうと思う」と槙野は話す。リーグ戦がクライマックスを迎える中で代表活動が入るのは体力的に辛いだろう。だが、浦和にとってポジティブな面も間違いなくあるようだ。

【了】

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