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バレンシアが宇佐美獲得に興味? アジア市場開拓の一環か

text by 編集部 photo by Getty Images

バレンシアが宇佐美獲得に興味? アジア市場開拓の一環か
宇佐美貴史【写真:Getty Images】

 スペインの名門バレンシアが、ガンバ大阪のFW宇佐美貴史に興味を示していると、西『スーペル・デポルテ』が報じた。

 シンガポール人のピーター・リム氏がオーナーを務めるバレンシアは、現在アジア市場への本格進出を検討しているという。その一環で知名度の高い日本人か韓国人の選手を獲得し、シンボルとして市場へアピールしたい考えだ。

 そこでヨーロッパでのプレー経験があり、日本代表としても将来を期待される宇佐美に目をつけた。マルセイユやシュトゥットガルト、フランクフルト、ブレーメンといったクラブにも興味を示されていることは承知の上で、その実力を高く評価している。

 バレンシアが宇佐美につけた評価額は移籍金200万ユーロ(約2億6000万円)で、シンガポールを始めとしてマレーシアやインドネシア、中国市場への効果も期待されている。

 宇佐美はG大阪の下部組織から16歳でトップチームへ昇格し、2011年にバイエルン・ミュンヘン移籍。そこでは出場機会を得られず、2012年夏から1年間ホッフェンハイムでプレーし、翌年シーズン途中でG大阪に復帰した。その後はJ1とJ2通算で77試合に出場し48得点と、驚異的なペースでゴールを重ね、今年ついに日本代表にも定着した。

 海外再挑戦への想いが強いとも伝えられているが、今オフついに再び日本を離れるのだろうか。大きな期待を背負う未来のエースが下す決断に注目が集まる。

【了】

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