フットボールチャンネル

香川真司 8年前

香川は先発復帰へ。連敗のドルト、主将に噴出する「根拠もない批判。」悪い流れは断ち切れるか

text by 本田千尋 photo by Getty Images

クラスノダール戦遠征回避の香川ら先発復帰へ

 28日付の『ビルト』紙は、シュトゥットガルト戦のドルトムントの先発予想を次のとおりとする。

【GK】ビュルキ、【DF】ギンター、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。

 疲労の蓄積を主な理由として、クラスノダールへの遠征が回避された香川真司は、再び先発に戻ることが予想されている。また軽度の怪我の可能性が考慮され、大事を取って遠征に帯同しなかったオーバメヤンとロイスも先発予想である。

 現在16位と低迷するシュトゥットガルトは、成績不振を主な理由として24日にアレクサンダー・ツォルニガー監督の解任を発表した。U-23を率いていたユルゲン・クラムニが暫定監督としてチームを引き継いでいる。

 26日付の『キッカー』誌によれば、ロビン・ドゥットSDは、大低迷の中でルシアン・ファブレが辞任し、U-23を率いていたアンドレ・シューベルトが暫定監督に就いてV字回復を遂げたボルシアMGの再現を狙っているとのことである。

 失点数が31で18チーム中ワースト1位かつ監督解任というシュトゥットガルトの不安定なチーム状況を考えれば、ドルトムントとすればやはり勝利を収めたいところだ。公式戦の3連敗は避けたい。何より、最終的にCLの出場権を獲得するためにも、ここで再び軌道に乗ることは重要になるだろう。

 そして来季のCLのことを考えれば、トゥヘル体制の1年目で、ブンデスリーガとELを平行する中での苦い経験は、悪いことではないのかもしれない。移動やローテーションの問題も含めて、予行演習にもなるからである。

【了】

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top