【英国人の視点】広島とオークランドが描く未来予想図。クラブW杯に挑む“小さな”クラブが得た自信

Jリーグ王者のサンフレッチェ広島とオセアニア王者のオークランド・シティは10日、クラブW杯の開幕戦で対戦する。順当に進めば、決勝は欧州王者のバルセロナと南米王者のリーベル・プレートの一戦になるだろう。しかし、フットボールで全てが上手くいくとは限らない。開幕戦を戦う2つの小さなクラブは、この大会における未来予想図を描いている。

2015年12月10日(Thu)11時25分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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“埋め合わせ”以上の存在であることを示したオークランド

【英国人の視点】広島とオークランドが描く未来予想図。クラブW杯に挑む“小さな”クラブが得た自信
昨年は3位に輝いたオークランド・シティ【写真:Getty Images】

 もし全てがプラン通りに進めば、12月20日に日産スタジアムで行われるクラブワールドカップ決勝はリーベル・プレートとバルセロナの一戦になるだろう。

 もちろん、フットボールにおいて事が予定通りに進むとは限らない。TPマゼンベが喜んで教えてくれるだろう。2010年、このコンゴ民主共和国のクラブはUAEで開催されたクラブワールドカップを勝ち進み、決勝戦でインテル・ミラノを相手に戦うというアップセットを演じた。ラファエル・ベニテス率いるインテルに3-0で敗れはしたものの、CAF(アフリカサッカー連盟)王者の成果としては十分なものだった。

 マゼンベは今年再来日し、更なるアップセットを狙っている。そして、日の目を見ることを願うもう2つのクラブ、サンフレッチェ広島とオークランド・シティのうちで、10日の直接対決を制したほうがマゼンベの対戦相手となる。

 オセアニアでの覇権獲得によって、オークランドはいわばクラブワールドカップの代名詞ともいうべき存在になっている。今回が7度目の出場で、大会記録となる13試合プレーの記録を樹立することになる(そして広島に勝てば、さらに増えていく)。

 この記録は、昨年モロッコで行われた大会での躍進によって大きく伸ばされた。このニュージーランドのクラブは準決勝進出を果たしたことで、大会における“埋め合わせ”以上の存在であることを示したのだ。

 オークランドは準決勝でアルゼンチンのサン・ロレンソ相手に延長戦の末2-1で敗れてしまったが、メキシコのクラブであるクルス・アスルを3位決定戦で撃破し、銅メダル獲得に至った。

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