【英国人の視点】ガンバ、吹田でなぜ苦戦? 新スタでわずか1勝、“ホーム”に顕在するピッチ上の問題

2016年04月29日(Fri)7時01分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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アウェイでは強いガンバ。ホームでの苦戦を裏付けるPK失敗

ガンバ大阪
サッカー専用スタジアムにおける周囲との距離感に馴染むのに苦戦しているようにも【写真:Getty Images】

 最も近い場所ではピッチから観客席までの距離がわずか7メートルしかないという、サッカー専用スタジアムにおける周囲との距離感に馴染むのに苦戦しているようにも思える。

 単なる偶然かもしれないが、PK成功率が低いこともこの推論を裏付けるかのようだ。水原戦では宇佐美が、1本目のキックも蹴り直した2本目もGKにセーブされてしまった。さらに驚くべきことに、横浜F・マリノスに1-2の逆転負けを喫した4月2日の試合のアディショナルタイムには、いつもなら頼れるはずの遠藤保仁までもが12ヤードからのシュートを決めることができなかった。

 そのいずれの試合でも、相手チームはセットプレーからネットを揺らしている。マリノスは中村俊輔が得意のフリーキックを沈め、水原はサントスがPKを冷静に成功させた。今のホームチームに影響を及ぼしている問題は心理面にあるのではないかと思わせる。

 今年のチームが単純に良くないと考えてしまうのも難しい。激戦の末に勝利を収めた日曜日のアビスパ福岡戦も含めて、ガンバはアウェイではここまで勝ち点12ポイント中9ポイントを獲得できているのだから。

 そのアウェイでの好調をベースとして、ホームでの問題も早急に乗り越えられることをチームは望んでいるはずだ。だが、次に吹田を訪れるチームは大久保嘉人を擁する好調川崎フロンターレ。ガンバの復調はもう少し待つ必要があるということになるかもしれない。

(取材・文:ショーン・キャロル)

【了】

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