浦和、再び栄光の時代は訪れるか。“あの頃”を知る唯一のベテランが実感した成長と攻撃陣が語る守備の充実

浦和レッズは、2006年のJリーグ優勝、2007年のACL優勝を最後に主要タイトルから8年間遠ざかっている。その2年間を知る唯一の選手である平川忠亮は、当時と今のチームとの共通点はないと語っているが、着実に成長していることを実感しているようだ。そして、その成長のひとつとして攻撃陣が守備への充実を口にしている。浦和に“栄光の時代”が再び訪れることはあるのだろうか。
(取材・文:今関飛駒)

2016年05月13日(Fri)10時59分配信

text by 今関飛駒 photo Getty Images
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“あの頃”を振り返った37歳のベテラン平川忠亮

平川
“あの頃”を唯一知る平川忠亮【写真:Getty Images】

 浦和レッズの2016年は、敗戦からスタートしている。元日に行われたG大阪との天皇杯決勝を1-2で敗れた試合で、浦和の新年は幕を明けた。

 振り返れば、ここ数年の浦和は失望とともにシーズンを歩んできた。2011年と2013年のナビスコカップは決勝で敗れ、2014年のJリーグではまさかの終盤失速でG大阪に逆転優勝を許した。昨年もそのG大阪にチャンピオンシップ準決勝で敗れ、無冠に終わっている。

 昨年は1stステージを制したものの、主要タイトルからは8年間遠ざかっている。彼らは今年、そんな無冠時代に終止符を打とうとしているのだ。

「見ていて安定感がありますし、試合ごとに成長していく姿、そして選手層は“あの頃”と同じくらい厚いと思う」

 そう語ったのは、平川忠亮だ。“あの頃”とは、浦和にとって唯一のJリーグ優勝を果たした2006年と、ACLを日本勢で初めて制覇した2007年の2年間である。

 今季の公式戦出場はいまだ1試合だが、37歳のベテランは“あの頃”を知る唯一の選手である。

 その2年間は、クラブにとって栄光の時代でもあった。当時のチームとの違いを聞かれた平川は、「共通点はないですよね。全く違うチームですし、監督によってやるサッカーも変わってきますし。メンバーも自分しかいないですから」と振り返った。

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