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吉田、去就について明言せず「サウサンプトンに対する不満、不平は全くない」

text by 編集部 photo by Getty Images

吉田麻也
吉田麻也【写真:Getty Images】

 日本代表候補メンバーの海外組は25日、千葉県内でトレーニングキャンプを行った。練習後、吉田麻也が報道陣の取材に応じた。

 リオ五輪に出場するU-23日本代表の中で磐石と見られていたCB陣だが、ここにきて奈良竜樹と岩波拓也が負傷し選手層に懸念が生じている。北京、ロンドン(オーバーエイジとして参加)と2度の五輪を経験している吉田に注目が集まる中、本人は「ないです。というか、まだ誰とも話してないのでわからない」と苦笑いを浮かべた。

 そんな吉田は今季、所属するサウサンプトンでリーグ戦20試合出場にとどまった。「年齢的にも一番いい時期をベンチで過ごしたくないという思いはある」とし、試合に常時出場できる環境を求めているようだ。

 だが「家族も自分自身も慣れているので、イギリスにいられればもちろん一番いい」と話し、さらに「クラブに対する不満、不平は全くない。素晴らしいクラブだと思うので、(試合に)出られるならずっといたい」とサウサンプトンへの愛着も示している。

 出場機会が限られた一因として「出ている時の勝率を上げられなかったというか、(自分が)出ている時に負けてしまえば監督も代えやすいけど、勝っていれば代えないから。勝ち切れなかった試合が多かった」と吉田は分析する。

 サウサンプトンはプレミアリーグを6位で終え、来季のヨーロッパリーグ出場が決まっている。引き続きこのクラブで切磋琢磨し、ポジションを掴むことができれば吉田にとって一番望ましいことだが、果たして日本代表のディフェンスリーダーはどのような未来を選ぶだろうか。

【了】

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