最強ペップ・バイエルンの夢を阻んだもの。脅威の“0バック”発明も…【15/16シーズン査定】

2016年05月26日(Thu)8時02分配信

シリーズ:15/16シーズン査定
text by 本田千尋 photo Getty Images
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診断

バイエルン・ミュンヘン2016フォーメーション
バイエルン・ミュンヘンの今季の主なフォーメーション

補強診断結果 A

 コスタとコマンは、ロッベンとリベリーの代役を十分にこなし、ビダルとキミッヒの存在は、シュバインシュタイガーの穴を感じさせなかった。

 特にMFとCBをこなしたキミッヒの働きは秀逸だった。この1年間で、ユーロのドイツ代表候補メンバーに選出されるまでに成長する。ビダルはゴシップでメディアを賑わせたが、CLユベントス戦では、古巣相手に理性をかなぐり捨てて戦うなど、中盤を牽引した。

 ダンテが抜けながら、夏の間にレギュラークラスのCBを補強しなかったことは、後々の痛手となった。冬に加入したタスキは見せ場なく終わっている。

総合力診断 A

 負傷者を続出させながらブンデスリーガとDFBポカールの2冠を達成して、CLでベスト4に駒を進めたことは称賛に値する。ブンデスリーガは史上初の4連覇の偉業を成し遂げた。CLのタイトルには届かなかったが、ハインケス時代の3冠の後で、3季連続で準決勝に進出するのは簡単ではない。

 特筆すべきは、リーグ戦34試合で17という失点数だ。ポゼッション・スタイルを特色とし、後半戦にはCBの人員不足に悩まされながら、リーグ戦の最少失点を記録した。まさにペップ・バイエルンは、ブンデスリーガを支配したのである。

(文:本田千尋)

【了】

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