キリンカップに臨む日本代表メンバーが26日に発表され、ジュビロ磐田の小林祐希が初選出された。

　10代の頃から将来を嘱望され、その才能も高く評価されていただけに、24歳での代表入りは遅すぎるとも表現できるだろう。

　小林自身も「5年くらい遅かった」と話しているが、それだけに今回の合宿には期するものがある。

「使うかわからないみたいなことが書かれていたけど、絶対に使わせてやると思っている」

　誰とでもしっかりとコミュニケーションが取れることもポジティブな要素で、すでにハリル監督との”ディスカッション”も楽しみにしている様子だ。

「俺は声出しまくりますし、要求しまくりますよ。それでダメになっても自分で納得できる。『それでも守備ダメだったんだな』と。『攻撃も大したことなかったんだな』と」

　明治安田生命J1リーグ1stステージ第13節・ヴァンフォーレ甲府戦の直前、小林が代表メンバーにリストアップされたというニュースが報じられた。そうした中で結果を残し、今回はまさに満を持しての代表入りだ。

「強烈な爪痕を残す」と意気込む小林が指揮官の前でどのようなアピールをするのか、注目だ。

（取材・文：青木務）

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