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岡崎、らしさ全開の先制ゴールは狙い通り「抜け出せるイメージあった」

text by 編集部 photo by Getty Images

岡崎慎司
体をひねりながらヘディングシュートを放つ岡崎慎司【写真:Getty Images】

【日本 7-2 ブルガリア キリンカップ】

 日本代表は3日、キリンカップサッカー準決勝でブルガリア代表と対戦して7-2で勝利を収めた。

 試合開始早々の4分、柏木陽介の左足から放たれたパスに岡崎慎司が絶妙なタイミングで飛び出し、完全フリーの状態を作ってヘディングをゴールネットに突き刺した。

 岡崎はそのシーンを「(柏木)陽介が左足で持った瞬間に自分が抜け出せるイメージがあった」と振り返る。ブルガリアの選手は視線がボールに寄りがちになるという弱点を頭に入れたうえで試合に臨み、弱点を的確に突いた結果のゴールだった。

 前半始まってすぐに相手の出鼻を挫けたことは7得点を奪っての大勝につながった。岡崎らしさが詰まった1点には大きな価値があったと言える。決めた本人も「(飛び出しが)ちょっと早かったかなというのはあったんですけど、オフサイドはなかったのでそのまま流し込めて、あの時間帯にゴールを決めれたのはチームにとってよかった」と好スタートに手応えを感じていた。

 次の決勝はヴァイッド・ハリルホジッチ監督の母国でもあるボスニア・ヘルツェゴビナ代表との対戦になる。ブルガリア戦は4万人以上の観客が見守ったが、次戦の会場となる吹田スタジアムも満員のサポーターで埋め尽くされるだろう。

 親善試合的な要素が強いとはいえ、キリンカップ決勝は欧州勢との貴重な対戦機会でありハリルホジッチ体制での“初タイトルマッチ”にもなる。岡崎はボスニア・ヘルツェゴビナとの一戦に向けて「期待がかかると思うので、期待に応えたいと思います」と勝利を誓った。

【了】

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