【西部の目】手倉森J、ブラジル相手に価値ある経験。意義ある強化試合。目処が立った酷暑下での戦い方

7月30日、U-23日本代表はU-23ブラジル代表との試合に臨み、0-2で敗れた。開催国としてリオ五輪を迎えるチームを相手に苦戦を強いられたが、本大会直前の強化試合としては有意義なものだった。(文:西部謙司)

2016年08月01日(Mon)11時01分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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4年前のロンドン五輪を想起させる戦い方

手倉森誠監督
U-23日本代表を率いる手倉森誠監督【写真:Getty Images】

 4年前のロンドン五輪を思い起こさせる試合だった。日本はしっかりブロックを組んで守り、カウンターアタックを狙う戦い方。ポジションは埋まっているので、最初はブラジルもブロック内には入ってこなかった。そのままの展開が続けば、4年前の緒戦でスペインを破ったのと同じ流れである。ところが、すぐにブラジルは対応を変えてきた。

 ブラジルはドリブルを使って仕掛けてきた。日本の守備は見た目には整然としていて隙がなさそうだが、ドリブルやロングボールなどで強引に仕掛けていけばさほどでもない。ネイマールやジェズスらのドリブル突破を止められず、決定機を作られていた。

 ただ、それ以外の守備は悪くなかった。ドリブルに対しては、複数で囲んで奪ってカウンターへ持っていけるまで守備の精度を高められればベストだが、それが無理でもファウルで止めることはできる。強化試合でなければ、先制点につながったガブリエルのドリブルは止められていたと思う。ネイマールにはやられていたけれども、このクラスのドリブラーはそうそういないので悲観する必要はない。

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