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日本代表 8年前

日本、守備崩壊でトラブル続きのナイジェリアに敗戦。リオ五輪初戦で”ハット”許す

U-23日本代表は5日、リオデジャネイロオリンピック1次リーグでナイジェリア代表と対戦した。

text by 編集部 photo by Getty Images

点の取り合いとなるシーソーゲームになったが…

日本代表
ナイジェリア代表に敗れた日本代表【写真:Getty Images】

【日本 4-5 ナイジェリア リオデジャネイロオリンピック1次リーグ】

 現地時間4日にリオデジャネイロオリンピック1次リーグが行われ、日本代表はナイジェリア代表と対戦。ナイジェリアはアフリカ選手権で優勝した強豪だが、試合は点の取り合いとなるシーソーゲームに。結局、日本は4-5で敗れ初戦黒星スタートとなってしまった。

 ナイジェリアは1996年にアトランタオリンピックで優勝した経験があり、それ以来の金メダルを目指している。2008年に行われた北京オリンピックでは銀メダルを獲得していた。ただ、今回のリオ五輪では資金難の影響でブラジル到着が遅れるなどトラブルが続いている。そんな中、日本との初戦を迎えた。

 日本はオーバーエイジ枠のDF藤春廣輝、DF塩谷司、FW興梠慎三の3人が揃って先発出場。ザルツブルクで活躍する南野拓実やFC東京の中島翔哉、川崎フロンターレの原川力もスタメン出場を果たしている。対するナイジェリアは、オーバーエイジ枠で選出のMFジョン・オビ・ミケルを先発起用した。

 試合開始して4分に日本が最初のチャンスを作る。左サイドから藤春が突破しクロスを送ると、ゴール前にいた大島僚太がシュートを放った。しかし、惜しくもGKエマニュエル・ダニエルにセーブされてしまう。

 すると6分、ナイジェリアのイモ・エゼキエルが日本のディフェンスを振り切りシュートを放つと、GK櫛引政敏が弾いたところにサディク・ウマルがつめてナイジェリアが先制点を奪う。

 先に先制を許した日本だったが、9分に南野拓実がペナルティエリア内で倒されたことでPKをゲット。このPKのチャンスを興梠がしっかりと決めて日本が同点に追いついた。しかし10分、アブドゥラヒ・シェフがクロスボールをゴール前に送ると、オグヘネカロ・エテボが上手くトラップしてシュートを放ち再び勝ち越しを許してしまう。

 だが、直後の11分に縦パスを受けた南野が冷静に相手GKの位置を確認しゴールを決める。わずか5分の間に4点が入る試合となった。その後、試合は一旦落ち着きを取り戻している。

 このままのスコアで前半を折り返すかに見えた42分、ウマルがゴール前に送りエテボがシュートを放つ。日本の選手が一度跳ね返すものの、再びエテボがシュートを放ちナイジェリアが勝ち越しに成功した。日本はリードされた状況で前半を折り返す。

 再び追いつきたい日本だったが、51分にウマルに突破を許しペナルティエリア内で倒してしまう。このPKのチャンスをエテボが決めて追加点となり、エテボはハットトリックを達成している。

 そして66分、ナイジェリアがゴール前に送ったパスをGK櫛引が飛び出してクリアするも、エテボがガラ空きのゴールにシュートをたたき込み点差が開いてしまう。それでも諦めない日本は、途中出場の浅野拓磨が70分に1点を返して2点差に。

 さらに後半アディショナルタイムにも鈴木武蔵が追加点を決めたがあと一歩届かず。結局、ナイジェリアを相手に4-5の敗戦を喫している。1968年以来のメダルを目指す日本だが、厳しいスタートとなってしまった。

【得点者】
6分 0-1 ウマル(ナイジェリア)
9分 1-1 興梠(日本)
10分 1-2 エテボ(ナイジェリア)
11分 2-2 南野(日本)
42分 2-3 エテボ(ナイジェリア)
51分 2-4 エテボ(ナイジェリア)
66分 2-5 エテボ(ナイジェリア)
70分 3-5 浅野(日本)
90分+5分 4-5 鈴木(日本)

【了】

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