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日本代表 8年前

明暗別れた日韓の“谷間の世代”…韓国は「奇跡」、日本は「屈辱の敗退」【リオ五輪サッカー】

U-23日本代表はリオ五輪グループステージ第3戦でスウェーデンと対戦し、1-0の勝利を収めるもコロンビアがナイジェリアを下したため、グループステージ敗退となった。一方、アジア最終予選決勝で日本に敗れた韓国はロンドン五輪で金メダルを獲得したメキシコを下し、決勝トーナメントに駒を進めた。日本と韓国、どちらも“谷間の世代”と呼ばれたチームだが、リオでは明暗が別れる結果となった。(文:キム・ドンヒョン【城南】)

text by キム・ドンヒョン photo by Getty Images

日本は敗退、韓国は突破。明暗別れた日韓の“谷間の世代”

興梠慎三
日本はスウェーデン戦に勝利するも、グループステージ敗退となった【写真:Getty Images】

 グループステージ突破のための最低条件こそ果たしたが、そこまでだった。日本代表は10日(日本時間)、サウバドールで行われたリオ五輪グループステージ第3戦でスウェーデンと対戦。

 途中出場のMF矢島慎也の決勝ゴールで1-0と勝利を収めるも、ナイジェリアを2-0で下したコロンビアに勝ち越され、グループステージ敗退で大会を終えた。

 前回の2戦と比べてボールポゼッションはもちろん、安定的に相手を封じる守備やヨーロッパ予選1位のスウェーデン相手に物怖じせず果敢に攻める場面が相次ぐなど、内容的には大幅の改善を果たしただけに痛々しい結果となった。

 一方、日本より先に試合を行った韓国は前回王者メキシコと対戦。韓国のライジングスターで“左足のスペシャリスト”、クォン・チャンフンの左足がまたも爆発。相手を3人かわしてスーパゴールを決めた。

 これがそのまま決勝ゴールとなり、2勝1分でグループ1位。2大会連続ベスト8進出をも果たした。

 攻撃は言うまでもなく不安定と指摘されていたDF陣には元FC東京のチャン・ヒョンスがオーバーエージ(OA)で加わった上に、大会が進むにつれて組織力が高まった。決勝トーナメント1回戦のホンジュラス戦で勝てば、メダル獲得も射程圏内に入る。

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