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リーグアン、明暗分かれた酒井宏樹と川島永嗣。イブラ放出のPSG、新体制はスロースタート

text by 小川由紀子 photo by Getty Images

開幕3試合6得点のラカゼット

開幕から得点を量産しているアレクサンドル・ラカゼット
開幕から得点を量産しているアレクサンドル・ラカゼット【写真:Getty Images】

 彼らを破って首位のギャンガンと勝ち点で並ぶモナコは、派手さはないが、地道に勝ち点を稼ぐジャルディム監督が今季も安定した成績をあげてくるだろう。ただ、心機一転、奮起を誓ったFWファルカオがCL予選のフェネルバフチェ戦で左もも裏の筋肉を痛めて以降欠場しているのは残念。プレシーズンから調子を上げていただけに本人にとっても痛恨の負傷に違いない。彼が復帰してゴールを揺らし、PSGの好敵手となってくれるのを期待している。

 そして昨季準優勝のリヨンは、開幕戦から主砲のラカゼットがハットトリックと大暴れ。第2節ではPKを2本とも決め、第3節でも得点と、3試合6得点と、昨季後半戦の好調をキープしているが、その第3節のディジョン戦で相手との接触で負傷、ハーフタイム直前にピッチを去った。

 この時点でリヨンは2-1でリードしていたが、彼が抜けた後、集中を欠いた動きになり3点を与えて2-4で逆転負け。ラカゼットは代表ウィークのイタリア戦とベラルーシ戦のメンバーに招集されていたが、辞退するはめになってしまった。ただ、大怪我ではないとのことなので、代表ウィーク明けには復帰できるだろう。

 今季、ひそかに期待しているのがボルドーだ。現在2勝1敗。昨年の後半戦、2部のクレルモンにローン移籍し、そこで8得点をあげて戻って来た22歳のストライカー、ガエタン・ラボルドと、ACミランからフランスリーグに復帰したジェレミー・メネズのコンビは、なかなか爆発力がありそうだ。

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