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J2、札幌が自動昇格に王手。C大阪は2位以内が非常に厳しい状況に

text by 編集部 photo by Getty Images

コンサドーレ札幌
コンサドーレ札幌のサポーター【写真:Getty Images】

 明治安田生命J2リーグの第39節が3日に各地で開催された。首位に立つ北海道コンサドーレ札幌はカマタマーレ讃岐に4-1の勝利を収め、来季J1への自動昇格に”王手”をかけている。

 5月以来首位を走り続けてきた札幌だが、ここ2試合は東京ヴェルディとロアッソ熊本に敗れて今季初の連敗。2位の松本山雅FCにわずか3ポイント差にまで迫られていたが、今節は4試合ぶりの白星を挙げることに成功した。松本は熊本を1-0、3位清水エスパルスは京都サンガを4-1で下し、上位3チームはいずれも勝ち点3を加えている。

 この結果、残りは3試合となって首位札幌と3位清水の差は6ポイントのまま変わらず。6日に行われる次節で札幌が勝って清水が引き分け以下、あるいは札幌が引き分けて清水が敗れれば、2012年以来となる札幌のJ1復帰が決定する。

 松本と清水を追う4位のセレッソ大阪は、ジェフ千葉に0-3で敗戦。これによりC大阪のJ2優勝の可能性は消滅した。松本との差は残り3試合で9ポイント、得失点差は松本が15点リードしており、C大阪は2位でのJ1自動昇格も非常に厳しい状況となった。

 松本、清水、C大阪は少なくとも6位以内でプレーオフへ進むことは確定している。町田ゼルビアと1-1の引き分けに終わった5位ファジアーノ岡山と清水に敗れた6位京都は、自動昇格の望みが数字的にも完全に消滅しており、このままプレーオフ圏内を確保することが残り3節での目標となる。

 京都と5ポイント差で7位の横浜FC、7ポイント差で8位の町田までが引き続きプレーオフ進出の可能性を残した。9位愛媛以下は来季のJ1昇格の可能性がすでに消滅している。

【了】

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