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浦和、J1年間首位の意地で鹿島に先勝。アウェイゴール奪いCS決勝第2戦へ

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

浦和レッズ
浦和レッズがCS決勝第1戦制す【写真:田中伸弥】

【鹿島アントラーズ 0-1 浦和レッズ JリーグCS決勝第1戦】

 明治安田生命Jリーグのチャンピオンシップ決勝第1戦が29日に行われ、鹿島アントラーズがホームに浦和レッズを迎えた。

 準決勝で川崎フロンターレを退けたJ1年間3位の鹿島と、2ndステージを制したJ1年間首位の浦和という対決になったチャンピオンシップ決勝。序盤から両チームともアグレッシブに仕掛け、ゴールに迫っていく。

 しかし前半はゴール生まれず、両チームともスコアレスで折り返す。

 後半、56分に試合の流れが大きく変わる。ペナルティエリア内で西がクロスに合わせようとした興梠を倒してしまい、浦和にPKが与えられる。それを阿部が冷静に決め、年間首位の浦和が貴重なアウェイゴールで先制点を奪った。

 先手を取られた鹿島は60分、中村を下げて柴崎を投入。しかし浦和の集中した守備の前になかなかゴール前まで近づけず、1点が遠い。

 一方、第2戦に向けて優位な状況のまま終えたい浦和は青木やズラタン、関根を投入して徐々に守備へシフトしていく。85分にコーナーキックから金崎にヘディングシュートを許したが、これは守護神・西川が正面で処理してゴールを許さない。

 鹿島は最後まで攻めの姿勢を見せたが、奮闘実らずホームでの第1戦を0-1で落とした。浦和はアウェイゴールを1つ奪って優位に立ち、リーグ優勝を決める来月3日のCS決勝第2戦へ向かう。

【得点者】
57分 0-1 阿部勇樹(浦和)

【了】

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