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“オシムの申し子”羽生直剛、10シーズンぶりに古巣・千葉に復帰

text by 編集部 photo by Getty Images

羽生直剛
FC東京から千葉へ復帰する羽生直剛【写真:Getty Images】

 J1のFC東京に所属していた元日本代表MF羽生直剛は、2017年よりJ2のジェフユナイテッド千葉へ完全移籍することが決定し、5日に両クラブから発表が行われた。

 現在37歳の羽生は、2002年に筑波大学からジェフに加入。2003年から指揮官に就任したイビチャ・オシム監督には特に重用され、同監督が2006年から率いることになった日本代表にも招集されてアジアカップなどに出場した。2008年に千葉を離れFC東京へ完全移籍したが、2017年には10シーズンぶりに千葉でプレーすることになる。

 FC東京の公式サイトで述べられたコメントによれば、2017年に向けても選手としての新契約や「クラブに残るための多くの選択肢」を提示されたとのことだ。残留すれば「新シーズンにも最年長選手としての居心地の良い居場所があり、試合に出ても出なくても今まで通り優しくしてくれるファン・サポーターのみなさんがいる。そんな一年を過ごした後に引退」という未来を想定することもできたが、「何かが違う。そう思いました」と移籍を決断した理由を述べている。

 羽生が去った2年後にJ2へ降格した千葉は、その後J1復帰を果たすことができておらず、新シーズンはJ2で8年目を迎える。「常に昇格へのこだわりを持ち、自分の今までの全てをぶつけさせて頂きます」と羽生は新たな挑戦への意気込みを述べている。

【了】

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