レスター、指揮官ラニエリの謎采配で優勝チームは迷走。岡崎はトップ下起用に光明【欧州主要クラブ中間査定】

2016/17シーズンの欧州サッカーも前半戦を終えた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はレスター・シティを振り返る。(取材・文:Kozo Matsuzawa / 松澤浩三【イングランド】)

2017年01月10日(Tue)15時02分配信

シリーズ:16/17欧州主要クラブ中間査定
text by Kozo Matsuzawa / 松澤浩三 photo Getty Images , Editorial Staff
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昨季王者のレスター、史上最高額でムサとスリマニを獲得

スリマニ
移籍市場最終日にクラブ史上最高額で獲得したイスラム・スリマニ【写真:Getty Images】

 昨季王者のレスターは、リーグ戦のみならず、チャンピオンズリーグでも戦えるスカッド構築を目指して、夏の移籍市場で積極的に立ち回った。

 優勝したチームの要だったエヌゴロ・カンテを失った中盤にパピ・メンディを獲得し、さらに昨季の2番手と3番手のFWだった岡崎慎司とレオナルド・ウジョアの得点力に不満を感じたクラウディオ・ラニエリ監督は、前線の補強にも着手。まず7月上旬にCSKAモスクワからアフメド・ムサを獲得すると、移籍市場ギリギリでイスラム・スリマニもクラブ史上最高額となる2900万ポンド(約40億6000万円)を支払って獲得した。

 ほかにもキャスパー・シュマイケルと守護神の座を争えるライバルGKとしてロベルト・ツィーラー、CBと右SBに対応可能なルイス・エルナンデス、ウィングにはフランスで行われたユーロ2016で活躍したポーランド代表の若手バルトシュ・カプストゥカも加えた。

 しかし前半戦終了時点では、総額8000万ポンド(約112億円)近くを費やした昨夏の補強の成果は表れてはいない。ここまでリーグ戦20試合を消化して奪った勝ち点は21。降格圏となる18位に位置するサンダーランドとの差はわずか6で、いつ残留争いに引きずり込まれても不思議ではない状況にある。

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