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“アラフォー”の星! 35歳を過ぎてもトップレベルで躍動する名手たち【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

夢の劇場で年々味わい深さを増す中盤の指揮者

キャリック
マイケル・キャリックはマンチェスター・ユナイテッドの中盤に欠かせない【写真:Getty Images】

マイケル・キャリック

【生年月日】1981年7月28日(35歳)
【現所属クラブ】マンチェスター・ユナイテッド

 出場機会は減少傾向だった。それでも、マイケル・キャリックはジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を勝ち取ってチームに欠かせない柱として活躍を続けている。

 1997年にウェスト・ハムの下部組織に入団したキャリックは、1999年にトップデビューを飾って経験を重ね、2004年にトッテナムへ移籍した。マルティン・ヨル監督のもとで定位置をつかむと、試合全体をコントロールする眼とそれを実現させるパス能力がより一層評価され、2006年にマンチェスター・ユナイテッドの選手となる。

 ユナイテッドの中盤でもキャリックの力は発揮され、加入から3シーズン連続でプレミアリーグ優勝に貢献。2008年にはチャンピオンリーグ制覇も成し遂げており、クラブの一時代を築いたといっても過言ではない。

 近年は負傷で欠場する試合も増えているが、指揮官の信頼は揺るがない。ユナイテッド浮沈の鍵を握る“ピッチ上の監督”は、欠場した時にその必要性を痛感する代えの利かない存在だ。

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