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Jリーグ 7年前

広島、森保体制6年目で新たなサイクルへ。ウタカの去就不透明で1トップ陣容に不安も【2017補強診断】

シリーズ:2017補強診断 text by 編集部 photo by Editorial Staff

1トップの陣容に不安。本職は工藤&皆川のみ

工藤
MLSのバンクーバーから獲得した工藤壮人【写真:Getty Images】

 陣容に大きな不安はないものの、強いて挙げれば1トップのポジションになる。工藤と皆川佑介の2人しか本職の選手がおらず、昨シーズン点を奪うためのオプションとして時折採用した2トップをやる場合には、単純に枚数が足らない状況になっている。今シーズンから拡大した外国人枠も含め、もう1枚は確保したかったところだ。

 佐藤、森崎浩司の退団に代表されるようにチームは間違いなく転換期に差し掛かっており、それに伴う不安や難しさはあるだろう。

 しかし、今オフも確実に必要なポジションに必要な選手を補強し、大きな穴は見つからない。今シーズンはACLもなく、序盤戦をじっくり戦うことができるのもメリットとなるはずだ。

 森保政権も6シーズン目となり、チームの軸や戦い方に大きな変化や不安はない。1トップと2シャドーは顔ぶれが変わり、新たに連携を構築しなければならないが、後方から中盤にかけてはメンバーもほぼ固定。チームが揺らいでしまったときに戻れる場所があることは、1シーズン制になることを考えると強みとなる。狙うは6シーズンで3度目となるリーグタイトルの獲得だ。

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