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Jリーグ 7年前

C大阪、清武復帰で上位進出の可能性も。“昇格チーム”の自覚を胸に3年ぶりJ1へ【2017補強診断】

シリーズ:2017補強診断 text by 編集部 photo by Editorial Staff

スペインから清武が4年半ぶり復帰。昇格初年度で上位進出の可能性も

清武
4年半ぶりに古巣・C大阪に復帰した清武弘嗣【写真:Getty Images】

 今オフには12人がチームを去り、ほぼ同数の選手が新たに加入した。昨シーズン、中心として活躍したソウザを完全移籍で獲得できたのは大きい。

 また、懸案だった最終ラインにはマテイ・ヨニッチを補強。身長187cmのディフェンダーは年代別クロアチア代表でのプレー経験がある。また、昨シーズンまで韓国の仁川ユナイテッドではKリーグベストイレブンに2回選出された実績もあり、アジアでのプレーにも問題ない。C大阪でもすぐに戦力として稼動することが期待される。

 FC東京から水沼宏太も加わる。サガン鳥栖時代にユン・ジョンファン監督の下でプレーしており、豊富な運動量と精度の高いクロスを武器に、C大阪の攻撃を活性化させてくれるはずだ。

 そして、レノファ山口から福満隆貴も補強した。山口はJ2で魅力的なサッカーを展開するチームで、福満は中心選手だった。スピードに乗った状態でもブレない高い技術を備え、柿谷らとのコンビが熟成されれば相手にとって怖い存在になりそうだ。さらに、U-20日本代表の舩木翔ら計3選手がアカデミーから昇格している

 そして、日本代表の清武弘嗣がスペインの強豪セビージャから加入し、大きな話題となった。スペインでは出場機会を掴むことはできなかったが、日本代表MFが中盤に加わわったことで攻撃陣に更なる厚みがもたらされたことは間違いない。清武が4年半ぶりの古巣復帰となったことで、昇格初年度ながら上位に進出する可能性も高まった。

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