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Jリーグ 7年前

新潟、Wシルバら去りチームは転換期へ…自慢の“残留力”で14年連続のJ1定着を【2017補強診断】

シリーズ:2017補強診断 text by 編集部 photo by Editorial Staff , Getty Images

まずは残留を。チームの歴史を知る3人の存在はプラスの残量に

矢野
5年ぶりに新潟に復帰した矢野貴章【写真:Getty Images】

 J2降格より1つだけ上の15位という順位が2シーズン続いていることから、まずは安定した戦いを見せて確実にJ1残留を勝ち取ることが大きな目標となる。そのためにも新潟らしいハードワークや堅守を取り戻したいところだ。

 この点においては、かつて新潟でコーチをしていた経験もある三浦新監督に加え、矢野、栃木SCから復帰した本間勲もいる。新潟のスタイルを知っている人材がチームにいることはプラス材料となるはず。

 一方で戦力の入れ替えも多く、主力として期待されるブラジル人3選手は日本での初めてのプレー。軸となる戦い方を見出せず、3選手がJリーグに馴染めなかった場合は今季も苦しい戦いを強いられることになるかもしれない。

 今季J1に昇格してきた3チームは継続性もあり、J1の中位クラスとそう変わらない戦力を持っている。三浦監督も監督歴は昨季の長野での1シーズンのみで、J1での指揮は初めてとなるだけに経験不足は否めない。

 新潟のスタイルを取り戻し、戦いの軸を見つけ出すことでまずは残留を勝ち取り、上位進出を目指したいところだ。

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