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浦和、フッキ弾など3失点で上海上港に敗戦。3連勝ならず

text by 編集部 photo by Getty Images

西川周作
浦和、3失点でACL初黒星【写真:Getty Images】

【上海上港 3-2 浦和レッズ ACL GS第3節】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)・グループF第3節で浦和レッズは敵地で上海上港と対戦し、2-3で敗れた。

 ここまで2連勝している2チームの対戦は、フッキ、オスカル、エウケソンのブラジル人トリオが先発した上海上港が先手を取る。10分、左サイドからのFKをゴール前に入れると、DFがクリアしたボールにクーが反応。そのままヘディングで押し込んで先制した。

 浦和は1点差のまま前半を終えたいところだったが、アディショナルタイムに痛いミスが出てしまった。GK西川周作がペナルティエリアを飛び出して相手のカウンターを潰したが、クリアボールを相手に渡してしまう。上海上港はすぐにエウケソンにつなぐと、西川がゴールに戻る前にシュートを放って2点目を挙げた。

 後半に入って52分には、フッキが暴れる。浦和の選手に囲まれながらドリブルを仕掛けると、力業で3人をかわし、最後はGKの股を抜いて3-0とした。

 浦和は77分、右からのクロスにラファエル・シルバが飛び込んだところで相手に倒されPKを獲得する。これをラファエル・シルバが自ら決めて2点差になった。さらに84分にはゴール前の混戦から遠藤航が押し込み、1点差に詰め寄る。

 だが、終盤は両チームもめる時間が長くなり、プレーに集中できない。アディショナルタイムには興梠慎三が相手選手の後ろからタックルを仕掛けて一発退場となり、浦和の反撃は終わった。

 同組のもう1試合では、ウェスタン・シドニーが敵地でFCソウルに3-2で勝利した。この結果、グループFは上海上港、浦和、ウェスタン・シドニー、FCソウルの順で勝ち点3差ずつという状況になった。

【得点者】
10分 1-0 クー(上海上港)
45+1分 2-0 エウケソン(上海上港)
52分 3-0 フッキ(上海上港)
73分 3-1 ラファエル・シルバ(浦和)
84分 3-2 遠藤航(浦和)

【了】

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