【識者の眼】ハリルJ、“経験豊富な新戦力”。長谷部を中心とした中盤の起用法は? 指揮官の意図を読む

16日、ロシアワールドカップアジア最終予選のUAE戦とタイ戦に臨む日本代表メンバーが発表された。初招集となる選手はいなかったものの、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督にとって新戦力となる選手が招集された。過酷なアウェイのUAE戦、ホームでの勝利が求められる格下のタイ戦と異なる相手との2連戦だが、その中で指揮官は中盤をどう組み合わせて起用するのだろうか。その意図を読む。(文:河治良幸)

2017年03月17日(Fri)11時27分配信

text by 河治良幸 photo Getty Images
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高萩、今野、倉田…アジアの戦いに慣れたハリルJの新戦力

高萩 倉田 今野
招集された高萩洋次郎、倉田秋、今野泰幸(左から)【写真:Getty Images】

 3月16日に日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は23日のUAE戦と28日のタイ戦に向けた25人のメンバーを発表(試合の登録は23人まで)。代表初選出は無かったが、ハリルホジッチ監督になって初めて高萩洋次郎が選ばれ、今野泰幸が2年ぶりに復帰、倉田秋が15年夏の東アジアカップ以来の招集となった。共通するのはすでに代表経験があり、ACLでアジアの戦いにも慣れた選手たちであることだ。

 一方で今年に入ってミランでの出場機会が無く、試合感が懸念された本田圭佑が引き続き選出されるなど、最終予選の折り返しとなり、初戦ホームで負けたUAEに対する“リベンジマッチ”となる大事な試合に向けて、経験重視の選考となった。

 その賛否両論はあってしかるべきだが、「彼が試合に出るかは別問題」と指揮官が語る様に、参加してみてのコンディションによっては好調の久保裕也に右サイドでスタメンのチャンスが与えられるかもしれない。

 それでも「チームのトップスコアラー」と指揮官が主張する本田は試合を決める存在として、あるいは締める存在として勝負所で頼りになることは確かだ。

 いずれにしてもハリルホジッチ監督はアウェイのUAE戦とホームのタイ戦という2つの試合を戦術的に分けて考えている様だ。その2試合のプランを想定しながら、中盤の3人の新戦力を絡めた起用法を展望したい。

 UAEには昨年9月に行われた最終予選の初戦で1-2と苦杯をなめさせられた。チャンスの数は日本が上回ったものの、司令塔のオマル・アブドゥラフマンを起点とした大胆な展開から前線の個人能力を活かした攻撃を仕掛けられた。結果的に直接FKとPKから失点したが、一発の危険なパスからアリ・マブフートやアハメド・ハリルが飛び出してくる形は要注意だ。

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