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“85億円男”の価値見せられず。ブラジル代表オスカル、浦和戦でPK2本失敗

text by 編集部 photo by Getty Images

オスカル
上海上港のオスカル【写真:Getty Images】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループF第4節が11日に行われ、浦和レッズはホームで中国の上海上港に1-0の勝利を収めた。

 前半終了間際にFWラファエル・シルバのゴールで先制した浦和だが、後半は同点ゴールを狙う上海上港の猛攻に遭う。65分には左サイドからペナルティーエリア内に侵入したMFオスカルを倒してPKを与えてしまい、同点に追いつかれるピンチを迎えた。

 だがオスカルが自ら担当したシュートに対し、日本代表GK西川周作が見事に反応。西川が手を伸ばして触ったボールはクロスバーを叩き、浦和は失点を免れた。

 さらに75分にも、上海上港のクロスをDF槙野智章が腕で止めたとして2本目のPKが与えられる。キッカーは再びオスカル。今度こそは決めたいと力みすぎてしまったのか、シュートは大きくクロスバーの上を越えていった。

 2度のPKを失敗してしまったオスカルは汚名返上を意識しすぎた様子で、自ら強引にドリブルを仕掛けて止められるプレーや、無理にシュートに持ち込んで枠を外す場面も目立ち始める。結局浦和はそのまま上海上港を完封して試合を終えた。

 現役ブラジル代表でもあるオスカルは、昨年12月にアジア記録を更新する6000万ポンド(約85億円)とされる移籍金でチェルシーから上海上港へ移籍。カルロス・テベス(上海申花)とともに、中国サッカー界の“爆買い“を象徴する選手の一人となったが、今回はその価値を示すことはできなかった。

【了】

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