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香川真司 7年前

香川温存で復帰のロイス起用か。ドルトムント、ファンとの絆試される総力戦へ

チームバスが爆発に巻き込まれた事件が徐々に沈静化する中、ボルシア・ドルトムントは現地時間15日にフランクフルトとのリーグ戦に臨む。長く戦列を離れていた頼れるスターの帰還も迫っている。選手たちの心の傷が癒えない中、トーマス・トゥヘル監督はどんなチームを送り出すだろうか。香川真司の起用法はいかに。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ロイスの復帰間近。誰よりもドルトムントを愛す男が帰還

マルコ・ロイス
マルコ・ロイス(右)は事件現場にすぐ駆けつけた。今週末ついにピッチへと帰還する【写真:Getty Images】

 マルコ・ロイスが戻ってくる。

 ボルシア・ドルトムントの誇るスピード・スター。靭帯の負傷により、6週間に渡って戦列を離れていたロイス。しかし、絶好とも言えるタイミングで復帰の目処が立った。4月15日のブンデスリーガ第29節、アイントラハト・フランクフルト戦で帰還する見込みだ。

 ロイスは、あのバスに乗っていなかった。チームが爆発事件に巻き込まれた11日当日、チャンピオンズリーグ準々決勝の1stレグ、モナコ戦のメンバーからは外れていたからだ。『ビルト』電子版によると、事件直後の20時05分、ロイスは自家用車の助手席にチーム所属フィジオセラピストのトーマス・ゼッツマンを乗せて事故現場に到着したのだという。

 ロイスがどのようにして騒ぎを聞きつけたのかは定かではない。そして現場の様子を見て何を感じただろうか。いずれにせよロイスは、あくまで“直接的に”だが、心理的なダメージを被っていないということになる。13日の会見でトーマス・トゥヘル監督は、ロイスの先発起用を示唆した。

「マルコはおそらく我々のために先発してプレーすることが可能だ。多くのエネルギーをもたらしてくれるだろう」

 内転筋の問題で8日のバイエルン戦に前半のみ出場したゴンサロ・カストロは、14日前日のトレーニング次第で起用可能だ。また『ルール・ナッハリヒテン』電子版は、人員状況について「加えてトーマス・トゥヘルはアレクサンダー・イサクとパク・チュホもプランに入れることが可能」と記した。

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