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浦和の首位通過を助けた楠神順平。上海上港戦で1ゴール2アシスト

text by 編集部 photo by Getty Images

楠神順平
ウェスタン・シドニー・ワンダラーズの楠神順平【写真:Getty Images】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージの最終節が10日に行われ、グループFの浦和レッズはFCソウルに敗れながらもグループ首位通過を果たした。

 前節でグループ突破を確定させていた浦和は、FCソウルに勝てば自力での首位通過を決められる状況だったが、結果は0-1で敗戦。これにより2位通過になるかと思われたが、同時刻に行われていた試合で上海上港が終了間際に失点してウェスタン・シドニー・ワンダラーズに敗れたため、上海上港を抑えての首位通過となった。

 ウェスタン・シドニーの劇的勝利の立役者となったのは、同チームに所属する日本人MFの楠神順平だった。前節の浦和戦でも1ゴールを記録していた楠神は、開始1分で上海上港に先制点を許した直後の前半3分、スルーパスを受けて抜け出し同点ゴール。すぐに試合を振り出しに戻した。

 さらに6分には、楠神のパスを受けたスティーブン・ルスティカが決めてウェスタン・シドニーが逆転に成功。だが上海上港も前半のうちにPKを獲得し、これを決めて2-2のドローに追いついた。

 試合は2-2のまま終盤を迎え、そのままドローに終われば浦和は2位通過となるはずだった。だが終了間際の89分、またしても楠神のアシストからゴールが生まれる。エリア内へ抜け出した楠神がGKを引きつけて中央へボールを送ると、ジョシュア・ソティリオが無人のゴールへ決勝点を押し込んだ。

 この結果、浦和は今回のグループステージで全チーム中最多の勝ち点15を獲得したグループH首位の江蘇蘇寧との対戦を回避。決勝トーナメント1回戦では同2位の済州ユナイテッドと対戦することが決まっている。

【了】

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