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森脇良太、劇的決勝弾に号泣。「幼稚な発言で迷惑かけた」とファンの支えに感謝

text by 編集部 photo by Getty Images

森脇良太
浦和レッズの森脇良太【写真:Getty Images】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦2ndレグが31日に行われ、浦和レッズが韓国の済州ユナイテッドに3-0の勝利を収めた。1stレグでの0-2の敗戦から逆転し、2試合合計3-2とした浦和が準々決勝進出を決めている。

 前半のうちに2点を奪って追いついた浦和だが、そこから次の1点がなかなか奪えない。延長までもつれ込んだ試合に決着を付けたのは、延長後半に入ってDF森脇良太が奪った決勝ゴールだった。高木俊幸からのクロスに飛び込み、チームをアジアの8強へ導く値千金の1点を奪った。

 試合を終えた森脇は、「今日の勝利はどんな喜びにも替えることができない。それくらい嬉しいです。皆さんのサポートのおかげです。ありがとうございます!」とヒーローインタビューでコメント。目に涙を浮かべて声を震わせた。

 自身の暴言問題でチームに迷惑をかけただけに、この劇的ゴールには気持ちを抑えることができなかったようだ。森脇は今月4日の鹿島アントラーズ戦で、相手選手に向けて「臭いんだおまえ」などとの問題発言を行ったとして、Jリーグから2試合の出場停止処分を下されていた。

「幼稚な発言でたくさんの迷惑をかけた」と森脇は改めて反省の言葉を述べつつ、「それでもファンの皆さんは練習場に来て、どんなことがあってもお前を支える、ついていくと言ってくれた。何としても、ここで終わるわけにはいかないと、そういう思いで戦った。勝つことだけが僕らに求められた使命だった」とこの試合の勝利が持つ意味を強調した。

【了】

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