杉岡大暉、U-20W杯で花開いた新たな可能性。完璧を目指す若きユーティリティの探求

高卒ルーキーながら湘南ベルマーレでレギュラーの座を確保した杉岡大暉は、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けている。U-20W杯を経験して発見した自分の新たな可能性を信じ、鍛錬を続ける18歳の現在地、そして未来の理想像はどんなものなのだろうか。(取材・文:舩木渉)

2017年06月27日(Tue)15時18分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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U-20W杯で得た「世界を相手にやれる」感覚

杉岡
杉岡大暉はU-20W杯で得た感覚をもとにJリーグでも急成長を遂げている【写真:Getty Images】

 U-20W杯からおよそ1ヶ月。所属クラブに戻った日本代表選手たちは、それぞれの場所で鍛錬を続けている。

 飛躍のきっかけを掴んで海外に挑戦する選手がいれば、徐々に出場時間を伸ばしつつある選手や、相変わらず出場機会に恵まれない選手もいる。そんな中、U-20W杯を経て劇的な成長曲線を描く1人が、湘南ベルマーレのDF杉岡大暉だ。

 市立船橋高でキャプテンを務めていたDFは、U-19日本代表候補にこそ選ばれていたものの、U-20W杯の予選を兼ねていた昨年のU-19アジア選手権ではメンバー入りを逃していた。

 しかし高校を卒業して今季から湘南ベルマーレに加入すると、リーグ開幕からスタメンに抜てきされてコンスタントに出場を重ねて評価を高めた。そして滑り込むような形でU-20日本代表招集を受けた。

 U-20W杯グループステージの初戦と第2戦で不安定さをのぞかせた日本の守備陣は、変化を必要としていた。そこで内山篤監督は、第3戦のイタリア戦で当初センターバックの3番手、あるいは4番手と見られていた杉岡を左サイドバックで起用した。

 するとこの抜てきが見事にハマる。杉岡が先発出場したイタリア戦と、決勝トーナメント1回戦のベネズエラ戦はともに勝利こそ逃したものの、左サイドの安定感が格段に増した。安定した守備対応に加え、積極的な攻撃参加も光った。

 ベネズエラに敗れてU-20W杯敗退が決まった後、杉岡はこんなことを話していた。

「(サイドバックは)本当に楽しいポジションでした。今まではそんなに足が速い方ではないと思っていたし、そんなに向いていないかなと思っていた自分もいたんですけど、この大会で世界を相手にやれると思ったし、もっともっとできるだろうと思った。本当に(サイドバックとセンターバックを)どっちも高いレベルでできるような選手になりたい」

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