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鎌田大地にフランクフルト地元紙が注文。「長谷部のような素晴らしいドイツ語は…」

text by 編集部 photo by Getty Images

鎌田大地
フランクフルトに移籍する鎌田大地【写真:Getty Images for DAZN】

 J1のサガン鳥栖からドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトに完全移籍することが決まったMF鎌田大地を、地元紙『Frankfurter Rundschau』が特集した。

 鎌田は2015年に東山高校から鳥栖へ加入。公式戦通算81試合に出場し、16得点を記録した。鳥栖でのラストゲームとなった25日の浦和レッズ戦では先制点をアシストし、勝利に貢献する活躍を見せている。

 フランクフルトには過去に乾貴士、稲本潤一、高原直泰といった日本人選手もプレー。現在は長谷部誠が所属しており、鎌田は日本代表キャプテンとチームメイトになる。

 同紙は鎌田の特徴について、「攻撃時なプレーヤーで、両足も使えて俊敏且つボール扱いも上手い。72kgの体重に180cmの身長がある。少なくとも“繊細な生き物”ではなさそうだ」としながらも、「ブンデスリーガの屈強な相手にも打ち勝っていかなければならないだろう」と伝えている。

 また、鎌田がドイツで最も学ぶべきことに語学を挙げており、「誰しもが長谷部のように素晴らしいドイツ語を話せる才能があるわけではない。例えば、乾はフランクフルトで3年を過ごしてもドイツ語を話すことは難しかった」としている。

 長谷部は2008年1月にヴォルフスブルクへ移籍してから9年半をドイツで過ごしており、流暢なドイツ語を話すことで知られている。長谷部ほどではないにしても、ドイツ語を習得することが重要だと同紙は指摘している。

 一方で長谷部には「外国の文化に順応するように手助けをするタスクがある」と、鎌田の新天地での生活のサポートを求めた。

 現地報道によれば、鎌田の移籍金は250万ユーロ(約3億1000万円)とされている。

【了】

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