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浦和、監督の進退も懸かる一戦に逆転勝利。最下位新潟を下す

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズ対アルビレックス新潟
浦和レッズがアルビレックス新潟に逆転勝利【写真:Getty Images for DAZN】

【浦和レッズ 2-1 アルビレックス新潟 J1 第18節】

 明治安田生命J1リーグの第18節が9日に行われ、浦和レッズとアルビレックス新潟が対戦した。

 浦和は水曜日に行われた延期分の川崎フロンターレ戦に1-4で大敗し、最近5試合で1勝4分けと低調な戦いが続く。川崎F戦終了後にはサポーターがチームバスを囲んで抗議し、クラブがミハイロ・ペトロヴィッチ監督への支持を表明しなければならない事態に発展していた。

 一方の新潟も前節まで5連敗を喫し、最下位を抜け出すことができていない。両チームともに悪い流れを断ち切る勝ち点3を必要としており、悲痛な覚悟で日曜日の一戦に臨んだ。

 ボールを支配する浦和がプレーを優勢に進める展開が続いたが、GKのセーブや枠外シュートによりネットを揺らすには至らない。すると35分、先制点は数少ないチャンスのひとつを物にした新潟の方に生まれた。

 新潟のカウンターは一旦スローダウンを強いられたが、ボールを受けた矢野が右サイドを突破してクロスを入れる。GK西川がパンチングで対応したが、山崎の体に当たってゴール前に浮いたボールを、最後は小泉が無人のゴールマウスへと頭で押し込んだ。

 後半も押し気味に試合を進めながらなかなか同点ゴールを奪えなかった浦和だが、74分にはようやくこじ開けることに成功。森脇の放った低いシュートは惜しくも右ポストを叩いたが、跳ね返ったボールをキャプテン阿部が冷静に蹴り込んでスコアは1-1の同点に。

 息を吹き返した浦和はそのわずか5分後に試合をひっくり返してしまった。左サイドのコーナーキックから、柏木のボールに飛び込んだラファエル・シルバがヘディングでシュート。GK守田の好守に阻まれたが、ゴール前に残ったボールに自ら反応し、難しい体勢から逆転のゴールを蹴り込んだ。

 そのまま試合は終了を迎え、浦和は苦境の中で一息つく白星。一方の新潟は6連敗となりトンネルの出口は見えてこない。

【得点者】
35分 0-1 小泉慶(新潟)
74分 1-1 阿部勇樹(浦和)
79分 2-1 ラファエル・シルバ(浦和)

【了】

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