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川崎F、首位鹿島に3発快勝。鹿島は監督交代後初黒星で独走体勢ならず

text by 編集部 photo by Getty Images

川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ
川崎フロンターレが鹿島アントラーズに勝利【写真:Getty Images for DAZN】

【川崎フロンターレ 3-1 鹿島アントラーズ J1リーグ第22節】

 明治安田生命J1リーグの第22節が13日に行われ、川崎フロンターレが鹿島アントラーズと対戦。ホームの川崎Fが3-1で勝利を収めた。

 昨季王者の鹿島は大岩剛監督の就任以来9試合で8勝1分けと好調を維持。前節を終えた時点で、2位セレッソ大阪より1試合を多く残しての首位に立っており、この試合にも勝てば優勝争いで一歩抜け出すことができるチャンスだった。

 だが前半から優位に試合を進めたのはホームの川崎F。ゴールは奪えずに前半を終えるかと思われたが、アディショナルタイムに入ったところでカウンターを繰り出す。家長がエリア内へ出したグラウンダーのパスを阿部がスルーし、大島がシュートを打とうとしたところで、戻りながらのスライディングで阻止を試みた西がオウンゴールを入れる形となってしまった。

 1点リードで折り返した川崎Fは、後半開始直後にも2点目を奪って突き放すことに成功する。エウシーニョが右サイドを突破して低いクロスを入れ、登里がワンタッチで落としたボールを阿部がダイレクトシュート。綺麗な流れから放たれたシュートがゴール左隅に収まってスコアは2-0に。

 鹿島も選手交代やシステム交代で打開を図り、川崎Fのゴールに迫る形もつくり出したが、72分には川崎Fに3点目のゴール。右サイドでボールを持った家長が中央に切り込んで左足でのシュートを突き刺し、川崎Fが大きく勝利を引き寄せた。

 鹿島は87分にようやく鈴木優磨が1点を返し、終盤には猛攻も見せたが反撃はそこまで。鹿島は監督交代後初となる10試合ぶりの黒星を喫し、2連勝の川崎Fは鹿島と4ポイント差に迫っている。

【得点者】
45+1分 1-0 オウンゴール(川崎F)
46分 2-0 阿部浩之(川崎F)
72分 3-0 家長昭博(川崎F)
87分 3-1 鈴木優磨(鹿島)

【了】

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